ダイヤモンド(無処理)
宝石の王様と言えば無色のダイヤモンド。
地球上でもっとも硬いジェムストーンで、研磨するのにダイヤモンドを使用する事は有名な話です。
宝飾クオリティーのダイヤモンドは、全ダイヤモンド原石の20%程度しかありません。
その他は工業用で研磨器具や化学器具に使われています。
4C(フォーシ―)
無色透明ダイヤモンドのグレードを指す4C(Color・Clarity・Cut・Carat)。
カラーダイヤモンドは、Color・Clarity・Caratの3Cが重要な項目です。
Color(カラー)
ダイヤモンドのカラーは、D(無色)~Z(ライト)に分類されます。
Zに近くなるにつれて透明度が落ちて色が出てきます。
これらの色の違いはとても微妙で、素人の目には見えませんが、こうした差異は品質と価格に非常に大きな違いを生みます。
カラーグレード※GIA基準 |
D - F | G - H | K - M | N - R | S - Z |
カラーレス | ニアカラーレス | フェイント | ベリーライト |
ライト
|
Clarity(クラリティ)
一般的にフローレスからI2までの10段階評価になります。
(Flawless/Internally Flawless/VVS1/VVS2/VS1/VS2/SI1/SI2/I1/I2 )
ダイヤモンドは、非常に過酷な環境下で形成されるため原石内部や表面に全く特徴がないモノは非常に稀です。これらの特徴は形成される上での副産物であり、またダイヤモンドと合成ダイヤモンドや類似品を識別する事にも役に立ちます。
クラリティ※GIA基準 |
FL | IF | VVS | VS | SI | I |
1・2 | 1・2 | 1・2 | 1・2 | ||
10倍で 無傷 |
10倍で 微小な 表面の欠点 |
10倍の拡大で 発見困難 |
10倍の拡大で 発見が多少困難 |
10倍の拡大で発見が容易、 肉眼では困難 |
肉眼で用意に発見できる |
CUT(カット)
ダイヤモンドは、光と輝きを強く放つことで知られています。
カットは、形状(ラウンド、ハート、楕円形、マーキス、ペア)のことだと思われていることがよくありますが、ダイヤモンドのカットグレードは、ダイヤモンドのファセットが光といかに良い相互作用を持つかを評価するものです。
石のバランス、対称性および研磨がダイヤモンドでのみ可能な光の見事な反射を生みます。そのため、正確な芸術的手腕と細工が石を形づくるために必要とされます。
エクセレント | ベリーグッド | グッド | フェア | プア |
CARAT WEIGHT(カラット)
ダイヤモンドのカラット重量とは、ダイヤモンドの重さの測定です。 基準の「カラット」は0.2グラムと定義されています。
他の条件が同じ場合、ダイヤモンドの価格はカラット重量に従って上昇します。大きいダイヤモンドは稀少で、魅力があるからです。
カラット重量が等しい2つのダイヤモンドでも、他の要素クラリティ(透明度)・カラー・カットにより、非常に異なる価値(と価格)を持つ可能性があります。
ダイヤモンドの価値はカラット重量だけでなく、4Cのすべての要素を使用して決定されることを覚えておくことが重要です。